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「ウッセー、やめるんだよ。」ぅちは、オカンにひどく当たった。
この頃には家が凄く嫌で学校も嫌でぅちには居場所がなかった。
それでも我慢していた。それからしばらくして正月が来た。
先輩も心配してなのか、年賀状を送ってきていた。
正月も明け、また一日中ゲームをしている生活をしていた時、先輩から電話がかかってきた。
「大丈夫?」
心配している声。
「微妙かな。」
「そっか、こないだ家族旅行した時にお土産、幸に買ってきたんだ。今から会えない?」
「わかった。」
そう言い、待ち合わせ場所を決め、先輩と会った。
「はい、これ。」
「ありがと。開けていい?」
「いいでぇ。」
開けてみるとキラキラのストラップが入ってた。
「綺麗」
「おそろやで」
と先輩は、ケータイを見せた。
「ホンマやぁ。」
その日は先輩といつものゲーセン、マクドに行ってプリクラも撮った。
ぅちにとって幸せやって思えた時やった。
先輩は希望の大学に受かり、ぅちは家から電車で1時間半もある高校に再入学した。
そこでは年下ばかりのクラスメートだった。
そこでも、イジメにあい、ムカツクからといって殴り合いの喧嘩して何度も停学になってた。
次第に誰もぅちに近寄る事はなくなってった。
先輩とは全く連絡がなくなり、自然消滅になってしまってた。
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