-少女-

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でも消せてなかったのかコウジかぅちが吸ったかわからない吸い殻からは煙が出てた。 気付いたぅちは、先公にバレんように靴で消そうとした。 でも、バレてしまい、学校に先公と一緒に戻った。 職員室に入り、先公が職員室にいる先公達に言いふらす。 「こいつら煙草吸ってたんですよ。」 「えっ!?ホントですか?」とぅちの担任。 コウジの担任は別にどぅって事ないみたいにしらけた顔をしている。 「とりあえずこれに住所と名前、クラス書いてな。」偉そうにさっき一緒に学校に帰ってきた先公が言う。 「え~ダリィよ。」と反抗的な態度のぅち。 ちらっとコウジの方を見ると怒られてた。 「お前は、受験前なのに何やってんだ。よりによって1年と一緒に通学路で喫煙だと?良い度胸してんな。」とコウジの担任は顔を真っ赤にしてキレてた。 コウジは涼しげな顔をしてた。 「お前、反省は?」更にキレるコウジの担任。 「すいませんでした。」と少し間をあけコウジが謝った。 それで済む話なのにコウジの担任は更にキレてた。 「お前、喫煙ってなぁ。そんなんだったら志望の自衛隊の学校行けへんで。」 「はい。」うなだれた様子のコウジ。 コウジの夢。自衛隊になるって校舎の裏で煙草吸ってた時に言ってた。 「何で、二人共、煙草吸ったりしたの?」とぅちの担任が言った。 「そうだ。そうだ。」とコウジの担任がぅちとコウジをあおる。 ぅちは、何て答えたらいいかわからず考え込んで黙ってしまった。 「俺が誘ってん。お前も吸いやって。」とコウジ。 "えっ?何言うとん?コウジ、ぅちが煙草吸ってんの知ってたゃん。"そう思ったけど何も言わんかった。 それからすぐにぅちは帰っていいでって言われて一人で帰った。 いつもコウジと帰った駅までの道のりが半端なく遠かった。 「はぁ…オカンに怒られるわ。」 って呟いた。 駅に着く間ずっとそればかり考えてた。 駅に着いてから出た答え。"家には帰らない"だった。 公衆電話の中に入る。 覚えてる番号に電話した。 テレクラだ。 テレクラで知り合った一人に迎えに来てくれるように約束した。 約束の人が来た。 「幸ちゃん?」 その人は慣れてる様子で声をかけてきた。 「せやで。」と明るく答えるぅち。 家の事はどうでもよかった。 この人とおりたいと思った。 「ホテル行こっか?」
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