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そんな、じゃれあう(?)時代を経て、今にいたっている。
なぜ、会社まで同じなのかは不明。
「あ~、今日も一日頑張ったな」
「遅刻したんだから、半日でしょ」
昔と変わらず現在も、ほとんど恋と一緒に帰っている。
「あぁやだやだ。
細かい細かい」
ゴッ!
「人を小姑扱いしない」
恋は、とにかく手が出るのが早い。
僕はフと思う。
「何で、いつも一緒に帰ってんだっけ?」
「誰が?
(もしかして、打ち所が悪かった?)」
「僕と恋」
今になって、投げ掛けられた疑問に、恋は動揺(?)を見せた。
「え?
あ、あの…ただ帰り道が一緒だからじゃない?」
「そっか」
疑いなしに納得。
基本的には、何でも信じる性格の僕。
「うん。
(こいつ、どんだけ鈍感なんだよ)」
そして、どす黒い恋。
ガハッ。
帰り道以外にも、一緒に遊びに行ったり、毎年お互いの誕生日も祝う仲。
が、僕に付き合ってるという感覚がなかった。
ずっと一緒にいるのが、当たり前になっていたからかもしれない。
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