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どこが……とはいえないが、とにかくなんだか不自然なのだ。
しばらくして、その違和感が気のせいではなかったことがはっきりした。
少し目を離したとき、輝夜が手づかみでものを食べていたのだった。
「……輝夜、どういうことか説明してもらおうか」
「…………」
観念した輝夜は、私に事の一部始終を話した。
たしかに猫は憑依し、取れなくなったらしい。
今は付け耳のようだが最初はちゃんと血の通った猫耳だったのでそれは確かだ。
だが、実は三日目ぐらいに憑依は解けていて、そして輝夜はそのまま猫になりすましたらしい。
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