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すると、窓が叩かれる音がした。
ん…?
俺はベットから下りて窓の方に向かった。
そこには人がいた。
ああ、別に怪しい奴ではないよ。
俺の家族だから。
俺は窓を開け放った。
そこには、綾瀬が立っていた。
少し心配そうな顔をしている。
綾瀬は、厳密にいうと血の繋がった家族ではない。
俺がまだ小さい時に、ここに来た。その時に俺ん家に引き取られた。
孤児として。
歳は俺と同じ。
なんで綾瀬が外にいるかっていうと、綾瀬は屋根の上が好きだからだ。
俺の部屋は知っての通り二階にある。
綾瀬の部屋は俺の部屋の隣。
下の部屋の屋根を隔てて繋がっている。
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