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「店の奴には言わないでね。」
マネージャーは私に口止した。「わかった、じゃあね。」そう言って電話を切った。そして、私はレオンに電話をかけた。
いつも3コールも鳴らさないうちに出るのに、この日だけは何度かけても電話に出なかった。
“そういえば昨日潰れてたなぁ~。今日お店休みだから寝てるのかな…。"
いつの間にか私は、レオンの事ばかり考えるようになってた。
“今何してるのかな…何でメール返ってこないのかな…。"
不安になったりもした。
翌日の夜。
レオンからメールが来た。
題名:Re
本文:
おはよ⤴寝てたよ💦二日酔いえらい😞
“やっときた!!"
レオンからのメールを待っていた私は、眠い目を擦りながらも飛び起きて即効で電話をした。
「………もしもし……二日酔い大丈夫?」
いざ電話に出られると緊張してしまう。
話したい事はたくさんあったハズなのに、どもってしまう。
“あぁも~!何話すんだっけ。何にも話さないと電話切られちゃうよ~……あっ!!そうだ!マネージャーの事だ!"「あっ…あのさ…私、昨日マネージャーに付き合おって言われた…。」
何とか思い出した私は、正直に話した。
「………。」
“え?何この間…。"
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