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けずくろいが終わり、レンフィーも目を閉じて眠り始めた。
ウィズと一緒に来ていたフェシムクルは、レンフィーの横に座り、いや寝転がり?またわ力を抜き?……とりあえず、目を閉じて寝ていた。
レンフィーはそのフェシムクルに寄りかかる感じで寝息を立てだした。
この二匹は生まれた時から仲がよくて、もう一体のホムンクルスと三体でよく遊んでいた。
と、解説をしてる間にウィズは起きるまで待つことに完全に決めたらしく、瀬漣の横に座った。
座ったと言っても結構な距離が空いていて一人くらいは座れそうだった。
「あまり近寄ると迷惑だし驚くからこのくらいで……」
誰に言い訳しているのかわからないが、多分自分に言い聞かせているのだろうとはわかる。
その時、フェシムクルがぴくんと動いたのでレンフィーが驚いて羽を動かした。
それほど大きな風ではなかったが、不安定な格好で寝ていた瀬漣はその風で位置がずれて頭がそのまま横へ横へと倒れて、ウィズの膝に倒れていって彼にとって不本意ながらも膝枕になってしまった。
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