ある小説家の歴史考証

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しかし、比叡山焼き討ちの指揮官は明智光秀その人である。 光秀は独裁者信長に反対意見を出しながらも、左遷されることもなく、反対していたはずの仕事を任されている。 普通に出来レースってやつではなかろうか。 っていうか、企業の会議で社長の意見に専務が反対して、ワンマン社長が珍しく説得。 その後、反対していたはずの専務がその仕事の総指揮。 小説なら、読者は社長と専務は打ち合わせ済みと読むと思うが。 しかも、光秀、武将の嘘を軍略と呼ぶお方。 この方はノンフィクション作家らしいが、推理小説を書いたら奇想天外な結論を用意してくれると思う
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