+第二章-夢鏡-+

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暗い暗い水辺に立っていた 仕事や学校から帰って来て気付いたらこの空間とも言えるこの場所に佇んでいた どこか淋しげで悲しい――"あの時"のような感覚に捕われる 『――……』 誰かに――いや、懐かしい声に名前を呼ばれた気がした 「ありえない」、と心の中で思いつつも淡い希望を抱き声のした方へと歩き始めた
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