+第三章-迫りくる闇-+

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何も変わる事のない一日の、筈だった……あんな事が……なければ…… 何時ものように二人の言い合いから朝が始まる 壊れる事のない平穏な日常 雪乃は会社に出勤し紅濡は学校に行く、結衣は道場に行き氷刃はお留守番 それぞれの職務をまっとうしていた 「つまんねー……」 教師の言葉を受け流し紅濡は窓の外を見ていた 「あ、いでっ」 暫くそんな事をしていると、白い何かが飛んで来て額にぶつかった 良く見ると白いチョークだった 「何しやがる!!」 「真面目に授業を受けんか天王寺」 額を押さえ睨みつけると呆れたように教師に怒られクラスの仲間に笑われる
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