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深い深い後悔が胸を締め付ける
守りたかったのに守りきれなかったから……その結果自分の大切な人までも失ってしまった
「何が、四天王だ、神だ……結局何も出来なかったじゃないか……」
楽しげな国の風景を見ながら誰かがそう呟いた
無力だった自分を責めるように、侮蔑するように……
嗚呼、国が消えていく――戦いの戦火によって……
手を伸ばしても掴むのは水、決して消え逝く人々は救える事は出来ない
そこで意識が遠退く
「何が、四天王だ、神だ……結局何も出来ない……」
もう一度誰かが呟いた
【第五章-過去夢-終】
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