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『いや、どこまで浮くのかと思ってさ』
こんな体験普通できないだろ? って、バカ!
「そんなことしてる場合じゃないでしょうが!」
『いや、そうなんだけど』
私がどんな思いで頑張ってるかわかってるの!?
夜だし病院だし、叫べないけど叫びたい!
ユージのバカ!
「あと、2人連れてこないと……ユージ死んじゃうんだよ!?」
頭のなかはぐちゃぐちゃで、胸は苦しくて、わけがわかんない。
『……それなんだけどな、チサ』
涙を浮かべて訴える私に、ユージは優しく笑って近づいた。
『もう、いいよ』
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