あやふやな存在意義

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「おっそーい。リーダーは遅刻しても良い訳ぇ?」 嫌味な声。これも日常茶飯事。 -5thプロテクト、ハユラ・マチルダ- 何かと僕に突っ掛かってくる人物だ。 「…任務地が遠方でしたので。」 いちいち相手にしていたらキリがない。 「あーあ。ティア様は大変ですね。」 その声に思わずピクリと反応する。 「実力が1stとして伴ってないんぢゃないのぉ?ねぇ、ティア様?」 嫌らしい口調。 それを聞いた途端僕の中の何かがプツリとキレた。 -ドンッ- 気付いた時にはハユラを壁に打ち付けていた。
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