51人が本棚に入れています
本棚に追加
そんなに暑くはない、少し涼しいくらいの夜だったのを覚えている。
心臓が強く動いていて、息も荒い。
耳元で鼓動が聞こえるくらいだ。
まさか!?
金縛り!?
壁の方を向いたまま、手・足と順に動かしてみるが充分に手足は動く。
金縛りではない。
でも、確かに私の背中…後ろに誰かいる…
振り向けない、振り向きたくない!
何処か行け!
来るな!と何度も心の中で叫んだ。
しかし、心臓は落ち着いてはくれなくて、鳥肌が立つ。
最初のコメントを投稿しよう!