若き騎士の卵

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「なっちゃん、朝から可愛いね🎵」 「おい、糞兄貴.... 覚悟は出来てるよな?」 「あれ? なんで怒ってるのかな~?」 さらしを巻き終えた俺は下着のまま、目の前で笑っている俺の兄貴、一之瀬 一弥(いちのせ かずや)に近寄った。 「ん? 何、抱っこして欲しいの? もう、甘えん坊さんだな❤」 身長が145㎝しかない俺は、180㎝もある兄貴を見上げて笑った後、兄貴の腹を力一杯殴った。 「~~~~~~ッ‼‼‼ な、なっちゃん酷い....⤵」 床に伏した兄貴を俺は亜由姉と同じように部屋から追い出した。 「さて、さっさと着替えよう....」 こんな事はもう日常茶飯事だから、馴れてしまった。 着替えを終えた俺は、リビングに下りた。 「おはよ、母さん、父さん。」 「あら、おはよう。」 「おはよう、奈々穂。」 リビングには既に復活した兄貴と亜由姉、そして最後に亜由姉と同じ双子の妹で一之瀬 愛美(いちのせ まなみ)姉が座っていた。
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