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座席は出席番号順で、クラスごと5列。咲暮は24番で望は30番だから、咲暮の斜め右後ろに望が座る形になる。
咲暮が座っていると、右隣の女の子に話し掛けられた。
「うち須藤彩音、よろしくね!彩音でいいから☆」
「こちらこそ、よろしくね~!椎名咲暮です。私も咲暮でいいよ!」
「家どこら辺なの?」
「中町って分かる?桜ヶ丘から一本なんだけど…‥」
「分かる分かる!うち、その3コ先の山口台!」
「本当?!」
「良かったぁ。同じ中学の知り合い全くいなくてどうしようって思ってたんだよね。本当よろしく!咲暮は同中いる?」
「いるよ~そこに(笑)」
と言って2人で振り替えると、望がうたた寝をしていた。
「望ッ!!寝るな(笑)」
「あッ?!あれ??私寝てた??」
「完全に寝てました!!」
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