冷たい視線

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「ハア…ハア…結構キ…ツイ」 それから私は教わった通り、真っ直ぐ進み別館の階段を上って四階までたどり着いた。 「っうか、エレベーターつけて欲しいぐらいだよ」 これから毎日こんな長い階段 を使って行かなきゃいけないと思うと憂鬱だ。 前の学校では自分の教室が 二階だったから、 四階となるとやたらに長く感じる。 はぁ―… それにしてもなんか緊張してきた。 教室に近づくにつれ体内でドクン、ドクンと心音が大きなり波を打つスピードも増してきている。 額には階段をのぼってきたせいか、緊張のせいか、若干汗が 滲んでいる。 私は腕で汗を拭い自分の教室を探した ええっと…… 私の教室は3組、3組っと。
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