冷たい視線

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「あった!!」 良かった!!無事着いて!! 教室の前に立つと廊下まで、 先生の甲高い声が聞こえてくる 声的に若めで 20代後半~30代前半の女性ってところだろうか。 たいして怖そうではないけど、人って意外な部分があったりするからな。 怒られませんように……。 「うしっ!!」 力いっぱい拳を握りしめ、自分で自分の気合いを入れてから、教室のドアに手をかけた。 大丈夫、大丈夫。 「スゥーハァー―」 深呼吸をして息を整えた後、とうとう、手をかけているドアを横にひいた。
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