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――――
しかし、この時、呑気に
あくびなんてしている
場合じゃなかったのを
美菜は知らなかった。
美菜が席に着いたと同時に
一部の女子数人が手紙で
こんなやりとりを
回し始められていたのである
そう。こんなやりとりを……
――――
『転校生どう?』
>>うち的にはうざいかな。
>>あたしもうざい!!
>>なんか痛いよね~
遅刻したくせに、あっけらかんとしてるし
>>あの態度まぢでナイよ!!
今度はアイツでも良くない!?
>>いいねえ~
私は大賛成!!
一通り手紙が回った後、最後に1人の女の子に配られた。
『うちらは、みんなこういう結果になったけど、最終判断は、もちろんナツが決めてよ♪ 』
カリカリカリ……
そしてその女の子は手紙を受け取って、手に持っているペンを素早く動かす。
『うーん?もうちょっと様子
見てみようよお☆
ナツゎターゲットまだアイツが良いの♪
焦っちゃだめだよ??
時間ゎたっぷりあるんだから♪
ねえ??』
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