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左右にいないという事は、もしかして!?
私は給水タンクの上を見上げた。
「あっ……」
ボリッ
ボリッ
するとそこには
いつからその場にいたのか
不明だけど1人の男の子がポテトチップスを食べていた。
しかも、右手にはたばこを持ちながら―…
この男の子は、アクセサリーをジャラジャラつけていて
髪の毛は、ガンメッシュに染められていてる。
これが、世に言う不良って
奴かな。
まあ、不良でも不良じゃなくても、そんなのどっちでも良いよ。
今は、目の前にあるポテトチップスに釘付けなんだ。
「良いなあ。おいしそう。欲しいな。そのポテトチップス」
私は、つい無意識的に心の声を口に出してしまった。
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