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「――お前は承諾してくれるか?」
「良いよ。でも、びっくりだよ
まさか、母ちゃんからさ……」
リビングに近づくにつれ
父親と弟の話し声が少し聞こえてきた。
話している内容までは良く聞こえなかったが、母ちゃんという部分はハッキリとわかった。
あ、母ちゃんって聞こえてきたって事は今、大事な話しという奴をしてるのか。
はあ……
今日はどんな自慢話なのかな。
仕方ない。
とことん付き合ってあげなきゃな。
私はガチャと、ドアノブを回し
リビングの中に入って行った。
「お父さん。お帰り!
今日は早かったん……えっ!?」
ん、な、なに!?
お父さんは瞳を輝かせていた
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