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ビクッ❗
あまりの大声に我に返る…返ってしまった。
針金をみるとわなわなと震えている…気がする。
『て…てんめぇ………💢』
なにかお怒りのようだ。
『こりゃ……針金じゃねえか💢』
『…………は?』
意味が解らず聞き返す俺に、針金野郎が拳を振り上げる。
……届かないので別に避ける必要もないが。
『は?じゃねぇ❗俺のボディだよ😠純銀線じゃねぇじゃん‼』
そりゃ暇つぶしだったし…
『ぐおおおお💢(血の涙を…流してる気がする)』
怒りに震える針金。
『ゆ…許さん……よくもダイソーで売ってる100円のステンレス針金を使ってくれやがったな💢💢』
詳しいな。その通り。
『同盟は破棄だ❗』
……同盟?さっきの同居だの、認め合うがどうのって話か?
こうしていつのまにか組まれた同盟は、あっさりと破棄された。
『オマエを倒し、この体を純銀線に仕立て直してもらうぞ‼』
びしぃっ❗とこちらに指を差し(てる気がする)宣戦布告してきた。
『戦争だ❗』
こうして一つの屋根の下、針金と人間の熾烈な争いの幕が開けた。
……開けちゃった。
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