君に会った

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君と ダチに囲まれて高校生活をおくりたいって心から願った。   何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も   アタシは同じクラスにまたなれる未来を信じて疑わなかった。     神様にはちっぽけの願いだったのかな。      アタシにとっては、生きる理由で、大きな夢。   さえも、神様は叶えてくれなかった…ーーーー       ヒドい、神様。 アタシを一人にしないでよ。       現実は甘くはなかった。 小説や漫画のように丁度良く上手くいかない。 アタシが運がなかっただけ?   高2になったら、クラス替えがあって、  大好きな君と 大好きなダチに 別れを告げなければならなかった。 アタシって寂しがりや……かな。 別に遠い所に行くワケじゃないのに、アタシにはそう見えたんだ。       夏休みにはインターンシップが3日間あった。 アタシは介護の施設に行った。       君のダチと同じ。 君のダチに君のアドレス聞いたんだ。 君と直接話するのは勇気がなかった。   でも……知らないって言われた。 君のダチにも話すのも勇気を出して聞いたのに……   神様ーー… 直接聞けって意味ですか?      それから丸2年間は、悪夢だった。 話相手がいないし、  君がいないし。 ダチがいないし。 何も面白くなかった。   だからアタシは担任に言ったんだ。 「クラス替えしてください」って   ……アタシの願いは叶えられなかった。    悪夢のような… 悪夢だったら、さめて…ーーー アタシは悪い夢を見ているのだろう。     …ーー隣のクラスに行くと 「何ていいんだろう」って、 羨ましかった。       何て言うか空気が新鮮?みたいな。 ダチがいるコトがこんなに素晴らしいんだぁ☆ ……って。 何でもない日常だろうけど、 アタシにとっては高嶺の花だった。  決して手に入るワケない。   隣のクラスにいるアタシのダチと一緒に弁当食べるタメに隣のクラスに行くと、君が目に映る。      
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