゚☆。秘密。☆゚

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「あひるが…3羽…」 眉を八の字にしたハルユキが言った。 「嘘だろ…」 2が3つって…。 5段階評価で2って、おいおい…そりゃキレるさ。 「あのさ。中弛みの2年って言うけど、いくらなんでも、それは弛み過ぎだろ」 オレがドスの効いた低い声で言えば、ハルユキは身体をビクリと震わせた。 「…ワークとか解き直しとか提出しなかったのが原因…です…」 「そりゃ当然だろ。で、4とか5は無かった訳?」 「あったよ。体育と理科。後の4教科は3…」 下を向いてギュッと唇を結んでしまったハルユキ。 ちょっと虐めすぎたかな。
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