~ボーリング大会~

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二回目の一投目。 麻美の投げたボールは、一ピンを残した。続けての光輝の出番で危なげなくピンを倒しスペア。   「光輝もやるじゃない」 席に戻ってきた光輝に、由衣が話しかけた。   「これくらいは当たり前だ。それより、次は由衣だろ。大丈夫か?」 「私を舐めないでよ」   由衣は、麻美より軽いボールを使い投げた。ボールはちょうど真ん中に転がり、全てのピンを倒した。   「橋崎さんもやるな」 「もちよ。さあこのまま行くよ」   テレビにはダブルと表示され、由衣・元也チームはさらにやる気を上げた。   「これはこっちも本気でやらないとダメね」 「そうだな。これからは一つも落とせない気で行くぞ」   光輝たちは二人して頷く。
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