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昨日のようにボールがぶつかったり、上から物が落ちてきたりするのは、日常でも頻繁にあった。
犬には追いかけられ、
猫には引掻かれ、
何もない所でもよくつまずき、
雨の日は車が通ると跳ねた水が服を濡らした。
余りに多く起こるので、光輝やその周辺の人たちは光輝の体質のせいにしてしまった。
光輝の姿が見えなくなって五分。息をゼエゼエ切らせながら光輝が戻ってきた。
「ったく…俺が…なにし…たんだよ」
息詰まる思いをして、光輝はそう言った。
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