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その隣で麻美が苦笑いした。
「仕方ないわよ。黒河君がそういう星の下で生まれたんだから」
「自分の事とはいえ、自分を恨みたくなるぞ」
光輝の息が整えると四人は歩き出した。そんな中、力なく光輝が呟いた。
「どうにかならないかな…」
「多分無理だよ」
「やっぱりな…」
光輝の呟きに由衣が答えると、光輝も否定せずに受け止め、はあ、と溜め息をついた。
「まぁ…今更だよな・・・」
光輝の呟きは誰も答えてくれなかった。
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