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「おまたせ」
アキは玄関の横に立っているシュウに言った。
「おっ、結局俺が言ったヤツになったんだ」
「なかなか決まらなかったからね」
そこでアキはあることに気が付いた。
「あれ?目が‥‥‥」
アキはシュウの目を見た。
「あぁ、カラコンだよ。さすがにあのままじゃ、マズイだろ」
「そんなに他の人達は嫌がるの?」
「口には出さないけどな。それにお前に迷惑掛かるからな。にしても大変なんだぜ?魔眼は店に入ってくんなってとこが多くて……」
シュウが話をしていると、アキはいつかのことを思い出してちょっと暗い顔になった。
「……そんな顔すんなって!お前が周りの奴らと違うことくらい良く解ってるって!!」
「‥‥うん、ありがと」
「んじゃ行こーぜ」
二人はエレベーターに向かった。
「で、何買いに行くんだ?」
「ここに書いてあるもの全部」
アキはメモ帳を渡した。
シュウは一通り目を通した。
「こんなに買うのか?」
「そこだけじゃないよ」
アキはメモ帳をめくった。
リストはメモ帳3ページ分あった。
「何に必要なんだよ?」
「ん?普段の生活とか大学とか‥‥‥あと、欲しい服とかかな」
「金足りる?」
「貯金は少しおろしたけど、足りなかったら出してね♪」
「‥‥‥‥善処しよう」
こうして二人は買い物に出掛けた。
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