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二人は本屋にやって来た。
「ここでは何を買うんだ?」
「大学の授業に使えそうなヤツをね」
そう言って参考書等の置いてある所に向かった。
そこには基礎魔法についての本や、召喚術についての本がずらりと並んでいた。
「こんなにあるの!?」
「え?来るとき言ったろ?この街で一番デカイ本屋だって」
「それにしてもこんなにあるなんて‥‥‥」
「まぁ、俺が選んでやるよ。何の本が欲しいんだ?」
シュウはアキにメモ帳を借りた。
「えーと、中級・上級魔法の本と、召喚術の本と‥‥‥‥」
シュウはメモ帳をめくっていった。
「‥‥‥‥お前、こんなに本買う気かよ?」
「だって高校とは違って自分で勉強しなきゃいけないんだよ?」
「おーおー、さすが優等生」
「何か文句あるの?」
アキは静かに言った。
「‥‥‥‥いや、別に」
「ならさっさと探しちゃいましょ?」
アキはそう言って、本を探し始めた。
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