第三話 買い物

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二人は本屋にやって来た。 「ここでは何を買うんだ?」 「大学の授業に使えそうなヤツをね」 そう言って参考書等の置いてある所に向かった。 そこには基礎魔法についての本や、召喚術についての本がずらりと並んでいた。 「こんなにあるの!?」 「え?来るとき言ったろ?この街で一番デカイ本屋だって」 「それにしてもこんなにあるなんて‥‥‥」 「まぁ、俺が選んでやるよ。何の本が欲しいんだ?」 シュウはアキにメモ帳を借りた。 「えーと、中級・上級魔法の本と、召喚術の本と‥‥‥‥」 シュウはメモ帳をめくっていった。 「‥‥‥‥お前、こんなに本買う気かよ?」 「だって高校とは違って自分で勉強しなきゃいけないんだよ?」 「おーおー、さすが優等生」 「何か文句あるの?」 アキは静かに言った。 「‥‥‥‥いや、別に」 「ならさっさと探しちゃいましょ?」 アキはそう言って、本を探し始めた。
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