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色をまとうなら         『白が良いわ』       彼女は言った       『白は大切な色なのよ。だから私も大切にされる白になりたい』               そう言った彼女は 白くなった…       『無』               何も残らないなんて悲しいじゃないか…               君とみた 夕焼けも   空も   海も     全て色をまとってた                 君はその色を忘れてしまったのかい…?         『無』は 嫌だよ…                 『無』 の白は嫌いだ…       でも 彼女が青空の下で来ていた 白いワンピースはとても綺麗だった      
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