月夜

11/18
前へ
/787ページ
次へ
―慶喜は再び美鈴の体を抱き寄せた― 「もう帰らなくちゃ…」 「だめ…」 「慶喜…早くもどらないと、またあなたに会えなくなるから…」 「そうですか…残念です…あなたといる時間はいつもあっという間に過ぎてしまう…」 「また、すぐに会いに来るから!」 「必ずですよ!」 ―美鈴は起き上がり着物を着始めた―
/787ページ

最初のコメントを投稿しよう!

494人が本棚に入れています
本棚に追加