不思議な女

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―ひと月ほど立って大奥では美鈴が殿のお世継ぎ探しに専念していた頃、なかなか側室になるような女は見つからずにいた― 「美鈴様!」 「どうした?」 「はい!殿に約束をしていた呉服屋の女将が着物を仕立てて来ました!」 「そうか!通せ!」 「はい!かしこまりました!」 ―美鈴の部屋に呉服屋の女将を通した!―
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