不思議な女

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「美鈴様!ご無沙汰しております!おそくなりまして申し訳ありません!殿様の物とお聞きしてましたので、いろいろ考え過ぎてしまいまして……二着だけお持ちいたしました!」 「たったの二着か……?」 「はい!自信のある、良い物だけをと思いまして……お気に召しますか、わかりませんが、もしお気に召さない時は好みをお聞きしたいと存じます!」 「そうか……それが良いな!では一緒に上様の所へ参ろう!」 「はい!恐れ入ります!」 ―美鈴は女将を連れ殿様の所へと向かった―
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