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逃げられない
ψ「行くぜ!!ξ、準備しろよ!」
ξ「フン。いつでもOKだ!」
ψとξは誠二達に突っ込んで来た。
「うっうわぁぁ!!」
「やべっ!玲、誠二を頼むっ!」
「分かってるわよ。」
玲は誠二を抱えて木に隠れた。
「誠二、お前はフラッシュラーの力を持っているわ。だからいざとなったらこれを持って闘って。特注品よ。」
玲は誠二の手に新品のカメラを手渡した。
「了解!ん?これは何?」
誠二は渡されたカメラの横から出ているビロビロを指差した。「それはフィルムよ。カメラで写したモンスターがこれに載るの。」
「へぇ~。」
「じゃああたし行くから。いつでもカメラが使えるようにしといて。」
そう言って玲は圭介の下へ行った。
「このボタンを押せばいいんだよなぁ。不思議なモンだね。」
一方、玲と圭介は砂浜にある岩影に隠れていた。
「玲、誠二は大丈夫そうか?」
「えぇ、全く心配する事無さそうよ。」
「良かった。まぁひとまず安心だな。」
ξ「フン。そうじゃないみたいだぜ。」
玲と圭介の後ろにξが現れた。
…誠二は誰かに肩を叩かれた。
「誰?!」
振り返っても誰もいない。
そしてまた、肩を叩かれた。
「いい加減にしろよ!」
そう言って誠二は勢いよく振り返った。
ψ「アハハ。悪い悪い。ついつい俺の悪戯な心が動いてな。」
「おっお前は…!」
ψ「分かってるって。何でここにいるかって言いたいんだろ?!そりゃあ……」
「そりゃあ何だよ?」
ψ「お前と闘いたいからだよ!!」
「えぇっ!!」
誠二はその場から逃げた。
ψ「フフフ、甘いよ。俺にそんな足じゃあ勝てないよ。」
「クソッ!!しょうがない。やるしかないみたいだな。」
ψ「物分かりがよくて嬉しいなぁ。」
誠二VSψの闘い、そして玲&圭介VSξの闘いが今始まる!!
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