動く影

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動く影

「遅いわよ。」 なんと中には人がいた。女だ。年は誠二より少し上に見える。 「何分待たせるの?あら、新人さん?」 「わりぃな。そうそう、新しく俺らん仲間になった功木誠二君だ。ほら、自己紹介!!」 そう言って圭介は誠二の背中をドンと押した。 「ぼっぼっ僕の名前は功木誠二。」 「知ってるわよ。圭介がさっき言ってたじゃない。」 「あっ、スイマセン。年は12です。ヨロシクお願いします。」 しばらく女は黙っていた。 「あんたもしかして……ううん、何でもないわ。圭介と同い年なのね。あたしの名は海刃 玲(カイバ レイ)。年は14だ。よろしくな。」 そう言い終わると圭介を呼び出した。 「圭介、誠二ってヤツ何か感じるんだが…。」 「だろ?!俺もそんな気がする。だから仲間に入れたんだ。」 「だろうと思ったわ。」 2人は話終わり、誠二の方へ戻った。 「何の話をしてやしたんですかい?」 圭・玲「何でもない!」そして少しすると、「ピピピピピピッ!!!」 「ヤバイ!リバースが近くの海に接近してる!早く行くぞ!」 「オオッ!」 ψ「フン。圭介達が来るな。じゃあ、準備しますかね。」 ξ「ああ。フフフ、我々が手を組めば怖いものなしだからね。」 ザッ!! 誠二が1番先に現れた。 「お前らか!許さねぇ!」 ψ「おやおや、うるさいガキですねぇ。」 ξ「あら、お前は誠二じゃないか。久しぶりだねぇ。」 「なぜ僕の名前を知っている?!」
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