異世界

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光の球体は小屋の前で動きを止めた。 と同時に俺は足を止めた。 光の球体はスゥッと消えていった。 ルシア「消えた…とりあえず入るか。」 俺は小屋のドアをノックした。 コンコン… ?「はいよ~。」 …光の球体と同じ声だ。 ルシア「おじゃましま~す。」 小屋の中は薄暗く、不気味な感じだ。 暖炉の近くで誰かが椅子に座っているのが見えた。 部屋が急に明るくなった。 明るくしたのはさっきの光の球体だ。 椅子には白髪が目立つ老婆が座っていた。 ?「welcome。少年。」 ルシア「あんたは…」 サザ「わしのnameは サザ。『教える』者さ。」 …『教える』者… いまいちピンと来ない。 ルシア「『教える』者…?なんか教えてくれるのか!? 教えてくれ!ここがどこなのか!この『焔』って字はなんなのか!!」 サザ「そんなにあせるんじゃぁないよ。cool downしなさいな。」 …いやいや。あせるでしょ。 気付いたら知らない森にいるわ、3つ首イノシシいるわ。 光の玉はしゃべるわ、シカトするわ。 あせる要素満載じゃないか。 この老婆め。 …とりあえず落ち着こう。話はそれからだ。 ルシア「ふぅ…とりあえずここはどこなんだ?」 サザ「ここはわしのhouseだよ。」 …このオババめ。 俺の『焔』で焼き付くしてやろうか。 サザ「jokeだよ。」 …jokeかよ。 サザ「ここは『バンディア』。ユグドラシルが表なら、バンディアは裏。まさにcoinの表と裏♪」 …「coinの表と裏」の時だけ妙にテンション高めなのはほっとこう。 どうやら俺はユグドラシルで雷に打たれたショックで裏の世界のバンディアに飛ばされてしまったらしい。 サザ「いや違うよ。」 !?…このオババ…心が読めるのか。 俺の考えは違うといったサザ。 サザは口を開いた。
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