歴史

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時は少し戻り、表世界:ユグドラシル。 ユリア「はぁ…はぁ…!」 あたしは雷によって消えたルシアのことをシオに報告するため、学校へひたすら走っていた。 あたしはケータイを取りだし、シオに電話をした。 ユリア「…もしもし!シオ!?今…ハァ…どこ!?」 シオ「食堂だ。…ルシアのことだろ?」 ユリア「え…あ…うん!…食堂ね!今急いで行くから待ってて!!」 あたしは電話を切り、走った。 しばらく走って食堂に着いた。 ユリア「…シオ!!」 シオ「わかってる。これ見なよ…」 ニュースキャスター「今日未明、雨が全く降らず、雷だけ鳴り響いたという気象が発生しました。現在行方不明なのはユグドラシル『西京』在住の『ルシア・カーティス』君。17歳。只今捜索活動と同時に調査も進められています。雷はまだやんでいませんので、外出する際は十分に気を付けましょう。」 シオ「ルシア…一体どこに…」 ユリア「うぅっ…ルシアぁ……」 シオ「泣くなよユリア。ルシアのことだ。ひょこっと帰ってくるさ。」 ユリア「う…うん…」 シオ「…それにしてもおかしい。今雷は鳴ってるだけで落ちてはいない…雷が落ちたのが木に落ちた一発と、ルシアを直撃したのと二発だけ…。」 ユリア「…なんかルシアを狙ったって感じだよね。でもそんなこと有り得るの…?」 シオ「狙っ…た?」 ユリア「いやいや!アタシのいうことゎ気にしないでぇ。」 シオ「………そうだ!…父さんから聞いたことがある。ずっと頭にひっかかってたんだ。もしかしたら…」 ユリア「え!?ぢゃお父さんに聞いてみようよぉ!」 シオ「いや…父さんは今仕事中だから…………でもユグドラシルでの歴史がなんか関係してんのかなって……とりあえず図書館にいってみるか。」 ユリア「あ!アタシも行く!!」 …シオはなにかを掴んだらしい。 シオとあたしは図書館に行くことにした。
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