515人が本棚に入れています
本棚に追加
サザ「まず神字の『発動』からだ。字が光っている状態がそれさ。…神字の発動は主に二種類ある。…『強制発動』と『意思発動』さ。youは一度だけやったことがあるはずだよ。」
ルシア「確かに森で字が光っている状態になった!」
サザ「そう。あの時youの神字は『強制発動』したのさ。『強制発動』は《自分が命の危機に陥ったとき》に起きるんだ。」
ルシア「あのイノシシにやられそうになったから発動したんだな。」
サザ「そうだね。『強制発動』は学ばなくてもできる。でも『意思発動』は学ばなきゃできないのさ。」
ルシア「そう…なのか?」
サザ「youはいつも発動するために命の危機に陥りたいのかな?」
ルシア「…嫌だな。」
サザ「でしょ?だから普通は発動にみんな『意思発動』を使うんだ。」
ルシア「ふぅーん。で、『意思発動』はどうやるんだ?」
サザ「じゃわしが手本を。」
サザは目を閉じ、精神統一をした。
するとサザの首に刻まれている神字『輝』が光った。
これが『意思発動』らしい。
ルシア「おおぉ♪」
サザ「これが『意思発動』さ。『意思発動』は《神字の力を何のために使うのか》をheartの中で念じるんだよ。まぁeasyなんだけどね。教えないと意外とできない人が多いんだなぁ。」
ルシア「なるほど!」
サザ「とりあえず木があるからそれをベースにやるといい。」
ルシア「わかった。」
俺は木の前に立った。
サザ「さぁ念じな。youは力を何のために使いたい?」
ルシア「…俺は…」
…この木を燃やしたい!…
カアァ!!!
ルシア「うわ!眩しい!!」
神字『焔』は輝かしい光を出して光っている。成功…か…?
サザ「発動成功だね。」
ルシア「おしっ!!」
サザ「『発動』は大丈夫だね。じゃ次に移ろうか。」
最初のコメントを投稿しよう!