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ユリア「終業式暇だったねー☆アタシ途中で寝ちゃったよぉ♪」
ルシア「確かに暇だったなぁ!校長話長かったなぁ。」
こんな話をしながら帰る俺たち。
この時はまさかあんなことになるとは思いもしなかった…
ゴロロロロ……
ユリア「ちょっとぉ…雷鳴ってない?」
ルシア「うん。音は聞こえたなぁ。」
雷が鳴った…
そんな大荒れなのか今日は…
ゴロロ…
ピシャアアアアァァァ!!!!
ユリア「きゃぁぁぁ!!」
ルシア「うわ!!!」
俺の肩にしがみつくユリア。
今のはでかかった。
雷近いのかなぁ。
ユリア「ねぇ…近くのお店にいこうよぉ。。」
ルシア「そうだな。てかユリアおめぇ雷こえぇの?笑」
ユリア「う…うるさいなぁ!怖くないもん!つーかあんただってうわ!!っていったじゃん!!」
ルシア「う…」
ユリア「あんたも怖いんじゃないのぉ?☆」
ルシア「いやいや!」
ユリア「へぇ~☆…とにかく早くお店いこ!あそこのドーナツ屋さんいこ☆」
もうユリアさんにはかないません。
俺たちは近くのドーナツ屋さんに行こうとした時…
ジリリ…ゴロロ………
この音を聞いた瞬間、とてつもない悪寒が俺をおそった。
このままじゃユリアがヤバイと…
ルシア「ユリア!!俺から離れろ!!!」
ユリア「へ?」
ルシア「くそっ!」
俺はユリアをどついた。
ユリアは草むらに腰を落とした。
ユリア「いったぁい!!…なにすん………え!?」
ズガァァァァア!!!
雷が俺を襲った。
ルシア「う……ぐあぁあぁ!!!」
ユリア「え?…いや…いやぁぁ…ルシアぁーー!!!」
雷がルシアの体を駆け巡る。
…俺死ぬのか?…まだやることがたくさんあるのに…くそ…
バチィン!!!!
ユリア「きゃ!…」
気付くとユリアは一人取り残されていた。
ユリア「あれ?ルシア…?どこいったのぉ………シオ!シオなら……!!」
ユリアは学校へ戻っていった。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
なぜ雷がルシアに落ちたのだろう。
そしてルシアはどこにいってしまったのだろう。
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