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僕は、いつものように学校が終わり家に帰宅する。
制服を脱いで私服に着替えてパソコンの電源を入れる。
僕の名前は『氷室 圭介』高校2年生。
何の趣味もない僕に友人は無料オンラインゲームを奨めてきたんだ。
まー無料だし、少しだけやってみる事にしたんだ。
無料のくせに、これがなかなかの出来具合なんだ。戦闘はリアルタイムを採用されてる。旅は色んな人と一緒に出来る。
もちろんチャットも。
そんな毎日を過ごしていたんだ。
でも、あの日…何があったのかよくわからなかった…
突然パソコンの画面がバグったように消えてゆく。そして、一気に画面が光りだしたんだ。
「…ーい…おーい」
「は!」
「トラ、どーしたの?」
「い、いや、なんでもないよ…」
「まー無理もないよね…いきなり私達、ゲームの世界に閉じ込められたんだから…」
そう。
このオンラインゲームをしている者、全員がゲームの世界に閉じ込められたんだ。
僕も当然閉じ込められた。
そして、ゲームの中での名前が『トラ』
そして、今一緒に居る女の子の名前が『王‡里』って名前らしい。
「ねートラー」
「なんだ?」
「私達…元の世界に帰れるのかなー?」
「…わかんない。」
僕はゲームの中で太刀を使用していた。そして、閉じ込められた今。
僕自信がこの武器を使用してモンスターと戦わなければならなくなったんだ…
「トラ!あんまりボヤっとしてる場合じゃなくなったみたいだよ!」
「え?」
「いつの間にかモンスターに囲まれちゃったよ!」
「ウソだろ!」
閉じ込められたとはいえ、所詮はデジタル。
モンスターはいつ現れるかわからない。
僕達はいきなりモンスターに囲まれてしまった。
「王‡里!一気に倒して逃げよう!」
「うん!」
僕は太刀を構え、蛇のような形をしたモンスターを倒しにかかった。
王‡里は別のモンスターの討伐を開始した。
「喰らえ!」
"ズシャ!"
蛇型のモンスターは一撃で死んだ。その後も順調に倒して、僕の前にはモンスターがいなくなった。
倒し終わると、すぐに王‡里の元に駆け付ける事にしたんだ。
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