銀色の鴉。……[短]

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 ひとりぼっちの神様がいた。  邪神と言われ忌み嫌われ、神様はいつも一人。  孤独の少年がいた。  一族の中で力に恵まれず、少年はいつも一人。  二人は寂しいあまり、引き合った。  神様は少年に力を与えた。  少年は神様に仲間を与えた。  少年の力はやがて、世界を変えていく。  彼をこう呼ぶ。  《銀色の鴉》と。
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