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ソイツは俺を無視し、芝居がかった口調のまま続けた。
「確かに、この少女を助ける方法は存在する。しかし、残念ながら今の君にはその方法を知っても、少女を助けるには至らない。
なざなら、そう何故なら今の君には、力が無い
そう、現に今君は、少女を護りきれず、自らも死に頻している。
それでも、力はいらないと?」
ひとしきり、語り終わるとソイツは、俺のことを見下ろした。
俺はそいつの目に映った、俺と抱かれているエリスをみた。
そうだ、俺は誓ったんだ必ずエリスを護るって。
そう思い出した時には、今まで圧倒されていたのが嘘だった用に、俺は臆する事なく、ソイツに向かって言った。
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