序章 慟哭

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「オマエの言うその力は、エリスを助けて、護り通すだけの力が有るんだな。」 俺は、自分でも驚く位に落ち着いていた。 ソイツはシニカルな笑みをうかべた。 「勿論だとも、それに君が望めばそれ以上の事が可能だ。」 「なら、その力を俺にく「ただし、勿論のことだが代償は貰うよ。それでも良いなら、力を渡そう。」 ソイツは皮肉げにそう言った。 俺は迷う事なく言った。 「かまうものか!」  そお構うものか、コイツがどんなヤツだろうが、代償がなんだろが関係無い。 エリスを助ける! その為の力をくれるなら、悪魔との契約だろうとなんだろうとしてやる!
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