一章 導

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「無論、皮肉だ」 「く~ああ言えばこう言うや 「そんなことより、もういい時間だ。帰って飯にするぞ。」 そう言ってロキは、ジークを無視してさっさっと歩いて行ってしまった。 その後を慌てて追いかけていく。 「あっ、待て! くそぅ本当勝手なやつだ。」 悪態をつきながら 二人が去って行った後には、紅く輝く月が二人を見下ろすように、不気味に浮かんでいた。この後の出来事を暗示するかの様に…………。
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