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そして、入学式当日
周りにはガラの悪いのばっかし。
しかし、一人自分と似ている人をみつけた和也は話しかけた。
「初めまして。僕は木村 和也。宜しく。君の名前は?」
その男の子は和也に優しい声で言った。
「初めまして。僕は内田 和也。宜しく。」
二人は同じ名前と言うことで親近感が沸いていた。
「だまれ‼」
スピーカーから怒鳴り声がなり響く。
前をみると独りの男がマイク片手に立っていた。
「新入学生ども‼静かにしやがれ‼さもないと強制退学させんぞ‼」
この一言に全員は急いで用意されたパイプ椅子に座った。
木村と内田は隣同士だった。
「え~、これから入学式をはじめる。
まず、我が校の教頭である 香川 充(みつる)若頭より、挨拶お願いします」
と、言うと男は一歩下がった。そして、影から独りの男が出てきた。
「入学生、押忍‼
俺が香川 充だ‼まず、言っておきたいのは校内での喧嘩は俺に許可を得ろ‼
俺の許可無しに相手の胸ぐらを掴んだりしたら強制退学とする。以上‼」
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