My Sweet Sleeping Time

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やがて定刻より少し遅れて電車がやってきて、空気の抜ける音と一緒にドアが開いた。

乗り込んでも、当然席が開いてるわけがなくて。

つり革にすら掴めないほど、人が沢山いた。

そんな僕らの窮屈な状況を無視するように、無情にも電車は出発した。
ぎゅうぎゅうの車内で押されるのを足でグッと堪えてみるけど、そんな努力が実るはずもなく、木破微塵に打ち砕かれて、僕も人の波の一部になってしまう。