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「チッ…話になんねぇな」 小さく舌打ちをされた。 彼の苛立ちは頂点に達しようとしていた。 「…分かりました、こちらで処分させて頂きます」 「あぁそうしてくれ」 「一つだけお願いがあります」 「?…なに」 「清水さんの日記です…目を通して頂けませんか?」 紙袋から先生が毎日欠かさずつけていた日記帳を取り出した。年季の入った革の匂いが漂う。 「…目ぇ通すだけだからな」 「はい!!」
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