わたしは…

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わたしは…

  [ずっと 誰かに必要とされたかった]   『出ておいで…』 彼女は、その声に導かれるまま扉を開く。    キィ…    [それがどんなカタチでも]   黒く長い腰まである髪、豊満な胸を強調した漆黒のドレスを纏う声の主は、赤い唇に笑みを宿し   『仕事だよ。』   と、彼女に柔らかく言う。   [どんな願いでも。]   女は、彼女を抱きしめそして、 微笑んだ。  
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