第一章

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ところが、浮かれている炉世の眼前には癒夜の靴の裏 どうやら炉世は癒夜に顔を踏まれているらしい 『なに気持ち悪い顔でブツブツ言ってやがる。早く治せ。てめぇが壊した壁だろうが』 『す…すいません』 顔から血を流しながら癒夜に謝る ところが再び炉世のおかしな考えが始まる 『(あぁ…でもそれって早く終わらせて俺と居たいのかも)』 どうやら炉世は思い込みが激しいようだ 自分の考えを信じながらにこやかに笑ってセメントを塗り、壁を直しにかかる ―そして数分後…― 『癒夜ぁ~終わったょ~』 壁を治し終わり相変わらずにこやかに笑いながら癒夜に告げる 『なんだお前まだそのテンションなのか』
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