コンプレックス1『チビ』

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その電話にお母さんが出て、5分くらい話してた。 そして、話し声が聞こえなくなってすぐに俺の部屋のドアがノックされたの。 俺は何気ない素振りでドアを開け、お母さんを部屋に入れたの。 そしたらお母さん   「どうして学校行ってないの!中学生になって何か変よ!何か悪い事してるんじゃないでしょうね!」   だって。 俺が悪い事? イジメられるのは悪い事なの?   俺は自然と涙が出てきた。 やっと話せる。やっと話せるチャンスが出来た。これで解放される。 そう思ったら自然と涙が出てきた。   その夜は遅くまで話した。 小学4年生の頃から今までの事全部。 途中で喉が乾いて3杯もお茶飲んじゃった(笑)   そしたらね、次の日からお母さん、起こしに来なくなったの。でも弁当は作ってあったんだけどね(笑) 後からお母さんに聞いたら   「真幸が学校に行きたくなった時にお弁当が無かったら学校に行けないでしょ?」   だって。 また泣いたよ(笑) 俺って泣き虫なんかな?(笑)
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